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スポーツ交遊日記    山根武司 シーエフスポーツ事業部所属。 サプリメント「セリア」の企画開発営業を担当する一方、スポーツ栄養アドバイザーとして陸上・長距離ほか多方面で活躍中。


by cf-seria

運動強度と最大心拍数

トレーニングの強度を考える目安として心拍数を見ることをお勧めします。
まずは推定最大心拍数の算出です。
これは220から年齢を差し引きます。
私は現在43歳ですから177拍/分ということになります。

次に運動時の目標心拍数を算出します。
推定最大心拍数×運動強度
例えば、有酸素運動に有効な運動強度(60%)として単純計算すると、
177×0.6=106.2拍/分となります。

もう一つの算出方法も試してみます。
(推定最大心拍数−安静時心拍数)×運動強度+安静時心拍数
私の場合、安静時は60ですから、
(177−60)×0.6+60=130.2拍/分となります。

自分の経験から言えば、
二つめの算出方法の方がより現実的な数値だと考えています。

トレーニングの強度や苦しさを正確に評価する指標として、
とても有効だと考えます。
コーチのイメージと選手の感覚とのギャップを探る材料としても有効です。
また、不調の原因を考える材料として、
さらには体調異常の早期発見につながったり利用価値は高いはずです。
是非、お試し下さい。

ただし、一つだけ注意点があります。
人一倍鍛えられたアスリートは推定最大心拍数がこの範囲を超えています。
ちなみに先日私が追い込んだ時に測定したら
230拍ありました。
年齢を考えると追い込み過ぎも危険です。
反省してます。
# by cf-seria | 2006-01-18 23:34 | スポーツ栄養アドバイザー

犬の貧血から

陸上・長距離マラソンなど体を酷使するスポーツ選手に
最も多いトラブルとして「貧血」があります。
これまで随分多くの症例を見る機会に恵まれました。
貧血に陥った原因は人それぞれに違います。
医師とは違い、選手の置かれている状況を的確に判断し、
明快な指針を提案すること。
何より選手の心に明かりを灯してあげるのが私の役目だと自負しています。
今までの経験を活かして、
より多くの皆様のお役に立てればと考え
ブログをやってみようと思いました。
疑問質問も大歓迎です。
是非、ご活用下さい。

今日は生まれて初めての相談を受けました。
何と犬の貧血相談です。
よく調べてみました。
免疫性やダニに寄生する原虫による病気があるんですね。
また、玉葱やニンニクなどに含まれる硫化アリルによる溶血性貧血もありました。
食べ物や生活習慣に起因するのが人と同じで興味をそそられました。
何の気なしに与えたハンバーグで貧血を発症するケースもあるそうです。
玉葱のみじん切りが原因です。
飼い主の皆さんエサには十分ご注意下さい。

実は私も硫化アリル系に弱い体質で、
食べると胃腸が大変なことになってしまいます。
ニンニクはもってのほかですが、
玉葱でさえ良く火を通した物でないと食べられません。

これらの栄養素は血液をサラサラにしたり、
疲労回復を促進したりすることからスポーツ選手は意識して食べる人が多いですね。
特に最近はニンニク料理が巷にもご家庭にも一般的になりました。

ただ、貧血傾向の人はご注意下さい。
前述の成分が赤血球を破壊したり、
胃腸を傷つけ消化不良を起こすからです。
スタミナをつけようとしてスタミナ不足に陥る危険

に皆さんどうぞご注意下さい。
食欲旺盛で肉や魚もしっかり食べているのに貧血になりやすい人、
食が細く胃腸の弱い人は絶対に気をつけて下さい。
# by cf-seria | 2006-01-17 11:12 | スポーツ栄養アドバイザー

出会い〜高校時代〜

1979年4月、我が国分高校野球部顧問に新卒間もないM先生が就任されました。驚くことに東京大学のご卒業でした。温厚で人当たりの良い先生だったんですが、我々野球部員は、ただ理由もなく反発ばかりしていました。 東大卒のモヤシに何が分かるんだっていうコンプレックスだったと思います。言う事なんて聞くもんか。グランドに先生がいらっしゃるだけで一触即発といった嫌なムードが漂いました。

荒天の為、校舎内で補強をやってた時のことでした。練習に来て下さった先生が我々の腕立て伏せを見て、呟いたんです。
みんな同じ回数じゃ意味ないんじゃない?
うっせーな!

先生が何を言いたかったのか・・・?
先輩たちは聞きもせず、いつものように追い返してしまいましたが、
その言葉が酸欠で意識が薄れそうな僕の頭の中で何度もこだましたんです。
いつも、先頭きって先生の授業もエスケープしていたくせに、
この時初めて先生の言葉の意味が知りたいと思ったのでした。

あの時から理由や理屈を知らずにやっている自分たちの練習に疑問を持つようになったのです。思えば今の仕事をするようになったきっかけだったかも知れません。

2年の夏の大会が終わって、新チームのキャプテンになりました。いよいよ自分の代。思い切ってトレーニングを変えてみよう。池田高校の甲子園での活躍を見ながらそう思ったのでした。
# by cf-seria | 2006-01-16 12:10 | はじめの一歩

ランニング

ランニング_f0036759_751553.jpg

合宿先にて朝練習。夜更かししても、元気にスタートしました。
# by cf-seria | 2006-01-15 07:51 | スポーツ栄養アドバイザー

相撲との出会い1

初場所が始まった。
楽しくて心配でわくわくドキドキの毎日が始まった。
この緊張感が堪らない。
相撲好きだった子供の頃と同じ気分でいられるから不思議だ。

あれは大阪万博の翌年、小学三年生の頃だった。
親友の田代君が大好きだった相撲にいつしか僕も夢中になっていた。
明けても暮れても二人で相撲を取った。
いつも代わる代わる違うお相撲さんになりきって取っていた。
僕は豊山や大麒麟がお気に入りだった。
もろざしからのつり出しが得意技だったからだ。
あの頃の新聞のスクラップブックが今も実家に眠っているはずだ。
千秋楽の星取り表が僕には光り輝いて見えてとても貴重な宝だった。

四年生になった時、田代君が墨田区に引っ越した。
しばらくするとあいつから手紙が届いた。
「今度、一緒に相撲部屋を見に行こう」
常磐線と東武線に乗って田代君の待つ白髭橋に降り立った。
冒険にも似た期待と興奮。
それに嬉しさと、ちょっぴり怖さが入り交じって身震いした。
墨田界隈をガイドブック片手に探索して回った。
両国駅の近くに名門「高砂部屋」の看板を発見。
その重々しさに容易には近寄れなかった記憶が残っている。
ただならぬ気配にすっかり腰が引けてしまったのだ。
それはそれは思っていた以上に威圧感のある場所だった。
# by cf-seria | 2006-01-11 01:08 | 相撲