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スポーツ交遊日記    山根武司 シーエフスポーツ事業部所属。 サプリメント「セリア」の企画開発営業を担当する一方、スポーツ栄養アドバイザーとして陸上・長距離ほか多方面で活躍中。


by cf-seria

日本選手が危ない〜脱水症状に注意!〜

体調不良や脱水症状に日本選手が苦しんでいる。
地の利を活かせず悲痛な表情を浮かべる選手たちが気の毒でならない。
暑さ対策も調整も万全のはずなのに、
一体どこでボタンを掛け違えたのだろうか。

ここ数年の末續、為末、室伏らの活躍が
いつしか陸上日本、メダル必至の状況を作り上げてしまった。
思えば東京大会の当時はマラソン以外の入賞は考えにくかった。
更に興行としての成否を賭けた民放の必死の番組宣伝、過剰放送が
筋書きのないドラマを脚色してしまった。

度重なる表敬訪問、所属企業や地元の壮行会。
代表決定から本番までの僅かな期間に過酷なスケジュールが組まれる。
陸連にも守られず、
メディアコントロールもされない中、
日々メダルや入賞を口にせざるを得ない状況に追い込まれる。
知らず知らずのうちに自分で口にしたことが一番大きくのしかかる。

緊張や重圧で一番疲れるのが自律神経系。
生きていく為の調整能力がやられたらこの暑さの中では堪ったもんじゃない。
心臓も肺も消化器官も発汗も熱コントロールも不能になった状態では、
かかるはずのない脱水症状や熱中症にやられても不思議はない。
問題は水分補給や調整の失敗などといった誰もが分かりきったところではないはずだ。

安易にノリでいってしまった選手にも非があるだろう。
そもそも僕ら日本人にも日本社会にも悪のりの癖がある。
もっと基本的に慎重にものごとを進めるべきだったのではないだろうか。
また、為末選手などのトップアスリートたちには精神的な負担をかけ過ぎた。
彼らの発想と熱意が陸連以上に社会を動かしたことも事実である。
彼らにとって一番重かったのはそうしたことに余りにも無関心な陸連ではなかったのだろうか。
本番を前に相当な無理をかけたことを申し訳なくさえ思う。

本来の力を発揮出来ずに傷ついた選手たちの今後を思うと、
朝青龍問題と重なって見えるようで情けなくも悲しい。
by cf-seria | 2007-08-29 17:06 | スポーツ栄養アドバイザー