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スポーツ交遊日記    山根武司 シーエフスポーツ事業部所属。 サプリメント「セリア」の企画開発営業を担当する一方、スポーツ栄養アドバイザーとして陸上・長距離ほか多方面で活躍中。


by cf-seria

熱中症とエネルギー切れ

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ちょっと恥ずかしいことなんだけど、
社会人になってからは何度か熱中症になりました。
まだまだ走れてた頃、
そうそう、千葉県のクラブ対抗選手権で
5000m予選を走った後なんかが最初だったでしょうか。
焼けたトラックの熱がソールから伝わって
足裏が焼けそうだったのを思い出します。
出場者が大勢辞退して取りやめになった種目もありました。
ただ、熱中症の原因は暑さだけではなかったのです。
普段の不規則な生活、
体調不良、
などが重なったことが大きかったと思います。

症状は運動後も汗が引かず、
それでいて寒気を感じます。
次第に頭痛がひどくなり、
激しい嘔吐に苦しみます。
こんな苦しさが世の中にあるのか、
と思うくらいの苦しさでした。
ひどい時は翌日もダメです。
頭がボーッとしてだるさが抜けません。

夏に日焼けして汗びっしょりかくのが大好きなだけに
ショックも大きく、正直かなりへこみました。
やはりこれからの季節は暑さ対策は万全にしなくては危険です。
規則正しい生活、
バランスの良い食生活、
準備運動、整理運動の徹底、
十分な水分補給、
練習時間の選定、
氷や救急道具の準備、
その他大事なのは自分流の対策グッズでしょう。

スポーツで危険を犯して人に迷惑をかけては意味がありません。
どうしたら事故を未然に防げるか。
自分にあった方法を見つけておく事も大事です。
僕は頭に熱がこもりやすいので、
やっぱりひんやりシートとか、
ペットボトルを凍らせておくとかが必要です。
場合によっては頭痛薬(常備薬)も持っています。

もちろん、仲間が倒れた時のことも頭に入れておきましょう。
スポーツドリンクや氷などの応急策。
監督や先生への連絡。
日陰や風通しのよい場所の確保。
着替えも多めに用意しておく方が良いですね。
とにかく、いち早く対応することが大事です。
是非、普段から考えておくようにして下さい。
考えていないと適切な判断が出来ませんから。

高校時代、練習後にグランドで倒れました。
精魂尽き果てた?つもりでしたが、
その時の先輩の判断が見事でした。
仲間に「あんぱん買って来い!」
と叫んだそうです。
バックネット裏の商店であんぱんもらって、
後輩が戻るとすかさず僕の口へ押し込んだそうです。
目が覚めた時の恥ずかしさと言ったら・・・。
腹へって倒れただけだったんです。
手足が顔面蒼白で崩れるように倒れた僕を見て、
先輩が見抜いてくれたんですね。
倒れたことに慌てず、
チームメートの性格や状況、
練習などを考えていち早く対応するって大事だなと思いました。
「この先輩にはついていこう」
と固く決心したものでした。
本当にきびしかったけどね。
by cf-seria | 2007-06-21 09:57 | スポーツ栄養アドバイザー