本物に触れる
2007年 04月 26日
記憶に残る限り、僕が始めて生で見たスポーツはボクシングである。
暗がりの中、スポットが映しだす二人の男に陰影と共に、
あの肉体をえぐるパンチの音や
血生臭い匂いが今でも忘れられない。
3歳の子供にはそれはあまりにも衝撃的だった。
リングにはアマチュアチャンピオンだった従兄弟が立っていた。
以来、ボクシングは僕にとって特別なスポーツとなった。
何でも本物に優るものはない。
音も匂いも迫力も、その場で体感するに限る。
父には理屈ではなく身体で教わった気がする。
本物に出会った感動は一生ものだ。
何も先入観を持たず、いきなり本物に出会う。
出来ればテレビもラジオもインターネットにも触れず、
雑誌や噂すら聞かずに出会えたら・・・。
真っ白なキャンパスに絵の具を落とすように
色鮮やかに染まることができるだろうに。
今の時代には難しいことかも知れない。
昨夜、我が合唱団のピアニスト湯山優子さんのリサイタルがあった。
終演後、ある高校生が興奮を押さえきれずにCDを購入してくれた。
思えば頬の紅潮した顔を久しぶりに見た気がする。
ちょっと幼い気もするが何だか懐かしい顔だった。
嬉しそうに帰る後ろ姿を見て、
少し期待が持てそうな気がして嬉しくなった。
暗がりの中、スポットが映しだす二人の男に陰影と共に、
あの肉体をえぐるパンチの音や
血生臭い匂いが今でも忘れられない。
3歳の子供にはそれはあまりにも衝撃的だった。
リングにはアマチュアチャンピオンだった従兄弟が立っていた。
以来、ボクシングは僕にとって特別なスポーツとなった。
何でも本物に優るものはない。
音も匂いも迫力も、その場で体感するに限る。
父には理屈ではなく身体で教わった気がする。
本物に出会った感動は一生ものだ。
何も先入観を持たず、いきなり本物に出会う。
出来ればテレビもラジオもインターネットにも触れず、
雑誌や噂すら聞かずに出会えたら・・・。
真っ白なキャンパスに絵の具を落とすように
色鮮やかに染まることができるだろうに。
今の時代には難しいことかも知れない。
昨夜、我が合唱団のピアニスト湯山優子さんのリサイタルがあった。
終演後、ある高校生が興奮を押さえきれずにCDを購入してくれた。
思えば頬の紅潮した顔を久しぶりに見た気がする。
ちょっと幼い気もするが何だか懐かしい顔だった。
嬉しそうに帰る後ろ姿を見て、
少し期待が持てそうな気がして嬉しくなった。
by cf-seria
| 2007-04-26 09:34
| 音楽と私