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スポーツ交遊日記    山根武司 シーエフスポーツ事業部所属。 サプリメント「セリア」の企画開発営業を担当する一方、スポーツ栄養アドバイザーとして陸上・長距離ほか多方面で活躍中。


by cf-seria

不二家

子供の頃、ケーキと言えば不二家のショートケーキ。
生クリームにイチゴが埋もれている二段重ねが嬉しかった。
もっともっと大きいと思っていたのに、
懐かしくなって買ってみると案外小さいことに驚いた。
同じようにマルシンハンバーグやコンビーフの缶詰も
今手に取ると疑いたくなるほど小さく感じる。
そう言えば、自分の小学校すら小さく見えた。
実際の大きさは変わらないのに、
あの頃の感動は今は得られない。
懐かしさ半分、いや、ガッカリさせられることのほうが多い。
価値観が変わってしまったのは時の経過の所為だけだろうか。

生ものは放っておくと腐ると或る小説にあった。
なるほど・・・。
上手いフレーズに感心してしまった。
どうやら生ものは食べ物ばかりではないようだ。
人間関係も生ものだし、
社会も生ものだ。
生身の人間という言葉もあるじゃないか。
命には限りがあるし、どんどん変化していく。
身体や心の健康状態だって
その維持管理の仕方によってまちまちだ。
状態がまちまちなら同じものでも見え方や受けとめ方が違ってしまう。
同じものを見ているつもりでも、
大きさも違って映るだろうし、
形や色や存在価値すら色々あろう。
その気持ちや感情だって生ものかも知れない。

新鮮なものを新鮮なうちに食するもの。
加工調理して美味しく戴くもの。
温度や湿度の管理が必要なもの。
直射日光を避けるもの。
熟成が必要なもの。
食材の最高の状態を維持管理することに
人間は太古の昔から英知をつぎ込んできた。
そこには人間の命に関わる根源的な喜びがあったはずだ。

食に関わることは人間の生に関わる大事な仕事である。
誰がどんな状況で食するのか。
その時に最高の状態のものを提供するところに喜びがある。
本来、食に携わるすべての人たちにとって、
そのための努力が惜しいはずがない。
巨大企業もフランチャイズやチェーンで働く人たちも
無機質な管理下に置かれ作業に従事するばかりでなく、
そんな喜びを共有出来るようにしなければならないと思う。
これからはマニュアルにも心の問題が求められるだろう。
企業は人間も生ものだということを悟らなければならない。
効率化の元、人を放置するといずれ心の腐敗が進行する。
by cf-seria | 2007-01-16 10:04 | スポーツ栄養アドバイザー