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スポーツ交遊日記    山根武司 シーエフスポーツ事業部所属。 サプリメント「セリア」の企画開発営業を担当する一方、スポーツ栄養アドバイザーとして陸上・長距離ほか多方面で活躍中。


by cf-seria

I believe

I believeという歌がヒットしていたようだ。
ちょっと前の合唱コンクールの課題曲も
「信じる」という言葉がキーワードになっていた。
信じるって難しい時代なのか...。
若者達がそのことを感じているのだろうか。
むしろ信じられないから求めているのかも知れない。

契約社会とも言われる欧米のアスリートに
練習に関する質問を投げかけると
「コーチにすべてを任せている」と答えるケースが多い。
練習方法に疑問はないか問いかけても、
「コーチを信頼している」と必ず答える。
移籍したりコーチが解任された時だけ話題になるが、
実は信頼関係は日本の選手より確かなものがありそうだ。
はじめに信じた自分を裏切らないという気持ちが強く表れているように感じる。

そう言えば昨年末、テレビドラマをはしごした。
「ドラゴン桜と女王の教室」
チャンピオンスポーツの世界にいると、
二つとも決して特別なストーリーとは思えなかった。
ただ、信念を貫くということが教育の世界に於いて、
何故難しいことになってしまったのかを考えさせられた。

子供達を優勝させようと真剣に考え実践している先生方は
誰よりも子供達のことを心配して事故や怪我の無いように注意を払っていて、
眠れない夜を過ごしている。
現代社会は失敗は許されない。
信念を貫くためにも細心の注意を払って指導されているように思う。
コーチや監督も人生をかけて本気で選手育成に取り組んでいる。
教わる方も本気でないとそんな気持ちが受け止めらなくなってしまう。

教える側と教わる側。
二つのドラマの中では、
その両者の葛藤がわりときちんと描かれていた。
中でも教える側の繊細で心細い一面を垣間見ることが出来て
見終わってホッとしたことを思い出した。

スポーツ界も教育も社会も
まだまだ「信じる」がキーワードになりそうだ。
by cf-seria | 2006-04-07 23:59 | スポーツ栄養アドバイザー