スポーツ交遊日記    山根武司 シーエフスポーツ事業部所属。 サプリメント「セリア」の企画開発営業を担当する一方、スポーツ栄養アドバイザーとして陸上・長距離ほか多方面で活躍中。


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今年の一月。
我が誕生日にブログを始めました。
早いものでそろそろ一年になろうとしています。
実は自分の意志ではなく恩師の勧めで始めたのです。
妙な正義感が強く、
過激な一面もある所為でしょうか、
以前からネット上でのやりとりに疑問や不安を持っていたのですが、
背中を押されてようやく開設に漕ぎ着けた訳であります。

始めるに際し、名前も写真もアップすることにしました。
自分の言動に責任を持たせる為です。
それでも時折、滞ったり、横道に逸れたりして、
ストライクゾーンを外してばかりでした。
多分、気が付かない大暴投までやらかしてるでしょう。
一年の節目を前に大いに反省しています。

ここまで、懲りずにご声援下さった皆さまには感謝しています。
本当に有り難うございました。
長距離界はシャイな方が多いようで、
足音も立てずに訪れては走り去っているようです。
時折、競技場で「見てますよ」と満足気に微笑んで下さいます。
これが本当にプレッシャーになるんです。
ああ、裏切れない・・・。

僕はそんなに強い人間じゃありません。
スポーツ選手としては何の花も咲かせられませんでした。
だからトップアスリートの気持ちは永遠に理解出来ないかも知れません。
でも、分かりたいんです。
それには想像力を働かせるしかありません。
出来る限り身体を鍛え心を養い勉強し続けます。
そうしていればみんなより少しでも先の光が見えることだってあるでしょう。
栄養のことを考えた時もそうでした。
当時は、こんな仕事成り立つだなんて誰も思っていませんでした。

こんな僕でも人より勝っているものが一つだけあります。
スポーツに対する正義感です。
多分、自分でも思いも拠らないパワーがあります。
一触即発、危険なくらい激しく燃え上がります。
どうぞ、このパワーを皆さんでご自由にお使い下さい。
大いに利用してもらいたいと思っています。
スポーツで明るい未来を拓こう。
来年は思いっきり活動しようと思います。
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by cf-seria | 2006-12-29 18:09 | スポーツ栄養アドバイザー

幼い日に

夜中に突然目が覚めると両親がいないことに気付いた。
隣で寝ている妹を叩き起こすと事情も分からず泣き出した。
堪らず電気を点け勇気を振り絞った。
「工場へ行ってみよう。」
他に思い当たる場所などなかった。
そう決めると愚図な割には行動が早かった。
下駄箱の中の懐中電灯と妹の手を握り家を出た。
子供の足で歩いて10分くらいのところなのだが、
外灯のない真っ暗な林を抜けていかなければならない。
そこは真っ昼間でも薄暗い。
遊びに行くときに一度、
5メートルくらいの道を塞ぐようなアオダイショウを見たこともあった。
そういうものは子供の心の中では勝手に大きくなっていくもので、
その頃の僕にはニシキヘビくらいになっていた。
妹を連れて出たのはその所為だったかも知れない。
恐る恐る歩みを進めやっとの思いで住宅街に抜けた。
暫く行くと丘の上の工場に灯りが見えた。
近づくと「カタンカタン」と蹴飛ばしで治具を曲げる音が聞こえてきた。
歪んだ引き戸を開けると両親が驚いた。
真っ先に泣き出したのは僕だったかも知れない。
その頃は仕事に追われていて
僕らが寝静まってから工場へ戻っていたのだと言う。
工場の目の前の幼稚園に通っていたが、
よく送迎バスに乗せられて全員を見送って、
再び幼稚園に戻ってから一人帰った。
先生方も妙に優しかった。
そう言えば遠足の付き添いも近所のおばさんだった。
後楽園遊園地に行ったときも近所のおじさんと一緒だった。
すべての事情が一気に飲み込めた。
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by cf-seria | 2006-12-28 12:31 | はじめの一歩

都大路へ・・・

東京都葛西臨海公園にて
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全国高校駅伝大会から一夜明けた翌25日。東京都の高校長距離チームの合同練習会に伺った。遠景だと平坦に見えるが実際はかなり起伏に富んでいる。しかも、砂州は軟らかく、ひと足毎にめり込み足を捕られてしまう。この日は一周一キロのコースでグループ毎に分かれてペース走が行われていた。私など体調を整えて参加しないと身体がもたないくらいきつい。
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都大路を目指すライバルも、駅伝すら叶わない選手も分け隔て無く一緒に走っている。どうやら先生方の思いは勝敗を超えたところにあるようだ。
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先日の実業団女子駅伝で初優勝した資生堂の選手を見かけることもある。トップ選手や市民ランナーに見守られながら走るのは素敵なことだと思う。このような練習会には特別な許可が必要なのだが、是非、機会があったら市民ランナーのみなさんも走ってみると面白いだろう。残念なのは裸足では走れないこと。釣り針などが落ちていて危険なのだ。こういうのは日本人として本当に情けなくなる。また、この日はクリスマス。ディズニーランドに近い所為もあるのだろう。公園内は高校生にはちょっと刺激的だったかも知れない。
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by cf-seria | 2006-12-26 11:18 | スポーツ栄養アドバイザー
明日、全国高校駅伝大会が行われます。
特定のチームを贔屓する気持ちはありません。
ただただ、携わった選手やチームのみなさんが
思い通りの走りを見せてくれることを祈ってます。
勝っても負けても大人になる前に
これほどの経験が出来るのですから、
良い財産にしてステップアップして欲しいと思います。

ところで、NHKの駅伝に対する入れ込み様には
少し首を傾げてしまいます。
確かに、今や夏の甲子園、冬の高校駅伝と
学校関係者の間で注目されているのは分かります。
注目度が上がれば選手のやりがいも増すかも知れません。
ただ、毎年、勝負への興味を駆り立て過ぎていると思うのです。
しかも、年々エスカレートているようで納得出来ません。
偏った放送にかえって興味が削がれる思いでいます。

もちろん、競技スポーツですから勝敗は大事です。
私だって、その当事者の一人ですから、
それは十分分かっています。
でも、それは本人たちの問題です。
見る側にはもっと自由にさせて欲しいのです。
注目選手や優勝候補予想などは必要ありません。
あくまで高校駅伝であり学校スポーツの領域ですから、
もっと公平に扱うことを求めます。
そもそも公共放送を名乗っていらっしゃるではないですか。

解説者に親しい方もいらっしゃいます。
お会いする度に苦言を呈しています。
私の言い分も随分理解して下さいます。
ただ、テレビ放送の権力は絶大です。
現場でそれも体感させられています。

出場チームや選手はそれぞれに人には言えない
艱難辛苦を乗り越えて晴れ舞台にやって来た訳です。
都大路で応援出来ないご家族だっていることでしょう。
例えアクシデントがあって遅れてしまっても、
無名の選手であっても、
等しく映してあげて欲しいのです。
それでこそ公共放送だと私は思います。

ホームページを充実されようとしているのも分かりますが、
テレビしか見られない人たちこそ大事に扱って欲しいのです。
画面から余計な情報を見聞きさせられるのではなく、
高校生たちが本当に輝いている姿が
そのまま映し出されさえすればいいのに・・・。
私たちは勝者にしか興味の無い人間ではないのだから。
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by cf-seria | 2006-12-23 11:53 | スポーツ栄養アドバイザー

血液検査結果2

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全国中学校駅伝大会に引き続き、24日には全国高校駅伝大会が行われます。そして27日からは全国高校ラグビー大会・・・。ニューイヤー駅伝、箱根駅伝、大学ラグビー、サッカー天皇杯と、この冬もスポーツ三昧の年末年始になりそうです。

と言っても私は年末年始を合唱団の合宿所で過ごします。1月末に控える定期演奏会に向けた強化練習をするためです。携わってきたチームや選手の晴れ舞台での活躍を心の中で応援しながら、自分も彼らに負けない日常を過ごそうと思っています。トップを行く選手は誰よりも努力をしています。だから、いつも孤独なのです。そんな選手やスタッフに何か言えるとしたら、自分も同じ目線に立てるように律していないといけません。そもそもは私の恩師に教わったことなのですが・・・。「走っている選手に頑張れ!」とは言ってはいけない。選手は頑張っているんだからと言われて感銘を受けました。仕事柄、自己管理にも注意を払っています。

ところで、最近は血液性状も安定してきました。以前は、どうしても野球部気質が抜けず、トレーニングも食事も満足しないと気が済まない質だったのですが、だいぶコントロール出来るようになりました。この調子でマラソンでも、ラグビーでも、野球でも、何歳になっても通用する体力を身に付け、手放さないようにしたいですね。そうですね、日本サッカー界の父「クラマー」さんのように自らが手本になるアドバイザーを目指します。

先日の血液検査結果表です。前回に続きたいへん良好でした。特に長距離選手にご注目頂きたいのが血清性状。トレーニング前後の捕食や食事内容をしっかり考え、サプリメントなどで不足を補っていれば高レベルで安定します。月間走行距離が150km程度。選手の皆さんとはおよそ比較になりませんが、それでも一般の人よりはかなり走ったり筋トレしたりしているはずです。加齢もあり回復も遅くなっています。トレーニングも食事も適量を考え継続出来る範囲でコントロールしています。

全国大会が華々しい頃、来年に向けた戦いは既に始まっています。冬合宿や練習会も色々予定されていることでしょう。冬期トレーニングは体力強化が目的です。身体を育てて強くなる。そして、春から良いスタートが切れるように是非、食事や生活の自己管理が出来るように色々工夫してみて下さい。トレーニングには「意識性の原則」というのがあります。目的意識を持って自らが行動することが一番効率の良いトレーニングだということです。先ずは生活面で実践してみて下さい。
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by cf-seria | 2006-12-19 10:22 | スポーツ栄養アドバイザー

エネルギー補給のススメ

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大事な試合の前に、

日々のトレーニングの前後に、

エネルギー補給しよう。

ちょっとの工夫で集中力や回復がぜんぜん違ってくる。

だから、お弁当以外にもう一つ。

タッパの中にバナナやミカンに果汁ジュース、

クッキーや和菓子、

おにぎりを詰め込んで出かけよう。

日々の練習の前後に

何が良いのか、

どれくらいが適量なのか、

何分ぐらい前なのか、

何が自分にあっているのか試してみよう。

教科書通り通りとは決して限らない・・・。

ましてや市販のバランス栄養食を信じるな!

何度も言うがサプリメントは補助するものであって、

これ一発で効くなんてあり得ないことなのだ。

自分の身体に一番良い方法を見つけること。

それが試合のコンディショニングに役立つ。

僕も日々のトレーニングの前にエネルギー補給を欠かさない。

無理の利かない年齢になってきたから

準備の差が結果を大きくすることを体感している。

写真は今日のエネルギー補給食。

自分で焼いたノーバターの小豆入りケーキとバナナ。

カロリーメイトなんかよりずっと良いのだ。
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by cf-seria | 2006-12-18 10:05 | アスリート御膳

狭間で・・・

食や栄養のことはまさに家庭の問題。

だから先生の指導には限界がある。

一歩間違えると行き過ぎになりかねない・・・。

今、学校にはそうした目に見えない壁が蔓延っている。

教師と生徒、生徒と生徒、学校と社会、親と子・・・。

誰も立ち入れない、立ち入れさせない壁、壁、壁。

個人が、組織が、自分の都合だけで壁を作ってしまったら、

社会が社会として成り立たなくなってしまうのではないだろうか。

学級崩壊や訴訟に近い現状を目の当たりにする度に

情けない気持ちでいっぱいになる。

スポーツの現場でもそうしたことが増えていて心が痛い。

その中心にいる先生や親たちが

同世代になっていることに気付いてから

いつも後ろ髪を引かれる思いがしている。

求めるばかりで与えることを知らない、

咎めるばかりで許すことを知らない、

自己中心的な僕ら世代が社会の中心になった所為だろうか・・・。

そうであれば罪人は自分の罪を一番知っているように、

それぞれの病巣を自らの事として理解する力が僕にもあるはずだ。

考えてみるとそうした幾つもの壁の内と外に入り込んで浸透圧を調整し、

少しずつ壁に穴を開けるそんな役割を求められるようになってきた。

これはまさにサプリメントであり僕自身の天職なのだと思う。

ただ、サプリメントはバランス調整の一手段であって根本解決では無い。

でも、こういう時代だからこそ多くの人が欲している。

予期したこととはいえ現実になったしまった。

ただ、これが補助として機能し

自然治癒力を引き出すうちはいいのだが、

ドリンク一発、特効薬が求められるようになったら危険だ。

そうならないように死守したい。
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by cf-seria | 2006-12-15 10:38 | スポーツ栄養アドバイザー

あれから20年

11月25日、恩師の墓参に行こうと旧友から連絡があった。

もう、そんなになるんだ・・・。

月日の経つのは早いものだ。

校舎の大きな時計が4時を指す頃になると

グランドに緊張が走った。

そろそろ監督がやってくる。

「鬼が来る、鬼が来る・・・。」

誰が歌い出したか覚えていないが、

その姿が見えた途端、口々に微かな声で口ずさんだ。

オレンジ色のウインドブレーカーを纏い、

ノックバットを担いで真っ赤な顔が現れる。

ある時、打撃練習していた仲間のチップが

不意に監督の眼を直撃した。

軟式ボールは変形して食い込むから質が悪い。

監督の黒眼が縦に変形した。

「俺はお前らの所為で猫眼になった・・・」

以来、タモリのような真っ黒なサングラスをかけた監督は

凄味を増した・・・。

何度殴られただろうか。

守備練習でエラーを重ねると

監督がキャッチャーに囁く。

「上がらせろ!」

キャッチャーがどでかい声で呼ぶ。

「山根あがれ〜!」

「あ〜っ、何やってんだ。畜生!」

俯き叫びながら外野からホームベースまでダッシュする。

「オッス、済みません。」

「何やってんだ。」

「ピシャッ!」

「分かったな、行け!」

「シタ!」(有り難うございまシタの省略形)

こんな日は駄目だった。

ノックの嵐が容赦なく襲ってくる。

何度も上がらされてはビンタやケツバットを食らった。

それでも「行け」と行ってもらえるとホッとする。

「シタ!」には喜びも含まれていた。

だって、まだチャンスがあるからだ。

一度、降ろされてから再びノックを受けるようになるまで

半年かかったこともあった。

この時も忘れられない。

クラスの担任に誰もいない放送室に呼び出された。

「お前、昨日落とされたんだってな。」

「えっ・・・?!」

どうやら監督流の気遣いだったらしい。

思い出すだけでも目頭が熱くなる。

あの頃は部員数が60人くらいはいただろうか。

理科準備室で一人ひとりバリカンで頭を刈って下さった。

その時は別人なのである。

思わず何でも相談しちゃうから不思議だった。

高校で野球をやる決心をさせられたのも

バリカンの最中だった。

熱血漢でいつも真っ先に涙する先生・・・。

急逝されて20年になるのだという。

今、こうしてスポーツに携わっているのは

あの先生の影響もある。

この日に行くことは叶わなかったが

近いうちに行こうと思っている。

こんな大事なことを覚えていてくれた

仲間や先輩にも感謝したい。
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by cf-seria | 2006-12-09 15:50 | はじめの一歩
自分の置かれている立場や状況をきちんと理解すること。

これがとっても大事だと思う。

何故、何、どうして・・・。

自分をしっかり見つめて欲しい。

だからと言って思い詰めるのではなく、

情報を整理して冷静に分析する。

出来るだけ客観的に捉えるように工夫してみよう。

そうすると自然とどうするべきか、どうあるべきかが見えてくる。

その上でリーダーに必ず相談すること。

チームスポーツにおいては最終的な責任は監督にあるのだから。

例えばトレーナーの指導も、医師の診断でさえも、

選手にとってはあくまでセカンドオピニオン

(第二の意見)なのである。

状況報告や連絡をしっかりして、

自分の意見や考えをもとに相談して方向性を打ち出そう。

チームの方針や監督の指導方針・考え方、

そして自分の立場や状況を理解して納得する。

納得したら、そのこと自体が自分の責任。

そしたら、素直に行動しよう。

理解すること、受け止めること、

そして、自分の役割を全う出来るようになったら

君たちも晴れて社会人と言えるだろう。

だってチームは小さな社会だから・・・。

優れたアスリートが立派な人格者となっていくのは

そういうところに秘密がある。
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by cf-seria | 2006-12-07 10:29 | スポーツ栄養アドバイザー