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スポーツ交遊日記    山根武司 シーエフスポーツ事業部所属。 サプリメント「セリア」の企画開発営業を担当する一方、スポーツ栄養アドバイザーとして陸上・長距離ほか多方面で活躍中。


by cf-seria

過労注意報発令中2

アスリートにとってタンパク質不足は命取りになりかねない。

「そうだね、プロテインだね・・・」と簡単に言えれば良いのだが、

何をどれくらい食べたら良いのかを明確に断言するのは難しい。

現在、国の専門機関による調査研究が進んでいるようだが、

今のところ、自分の身体と相談しながら食事を選んで摂取する能力

を身に付ける以外に方法は無さそうだ。

タンパク質を欲する味覚信号は「旨味」である。

「新鮮なお刺身が食べたい」

「ステーキが食べたい」

「旨いみそ汁が飲みたい」

「旨いものが食べたい・・・」

これらは身体が量(エネルギー)より

旨味(タンパク質やアミノ酸)を求めて訴えてきているのだ。

よく鍛えた身体は当然、身体の欲求にも敏感になり

何をどれだけ食べたら良いのかも分かるようになるという話である。

当然、苦味、辛味、甘味、酸味にもそれぞれ意味がある。

アスリートは味の違いが分かる人にならなければならない。

ところで、タンパク質摂取不足は様々な問題を引き起こす。

筋疲労、内臓疲労の蓄積。

怪我や故障の誘発。

貧血。

その他、スポーツに起因する諸症状を誘因している場合が多い。

タンパク質不足に陥りやすい人は

朝食の不足または欠食、

偏食または摂取食品数不足、

摂取量不足などがあげられる。

因みに、朝食でしっかりエネルギーを確保しないと

筋肉などを分解してブドウ糖をつくり脳の活動エネルギーに動員してしまうので、

折角のトレーニングが台無しになるばかりか、

やつれてしまうので注意して欲しい。
by cf-seria | 2006-10-18 09:40 | スポーツ栄養アドバイザー