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スポーツ交遊日記    山根武司 シーエフスポーツ事業部所属。 サプリメント「セリア」の企画開発営業を担当する一方、スポーツ栄養アドバイザーとして陸上・長距離ほか多方面で活躍中。


by cf-seria

企業努力

今年のヒット商品は新食感ドリンク(ゼリー状炭酸飲料)や
パッケージからすぐに取り出せる柔らかガム。
最近では人間観察を重ね、人間工学的な工夫も織り交ぜながら商品化しているようです。

ところで、ペットボトルの飲み口に口を当てる仕草を観察したことありますか?
年配者と若者では口の当て方が随分違ってきています。
若者は大口を開けて飲み口をすべてくわえるようにして飲んでいます。
私などには真似の出来ない飲み方です。
茶碗や箸の持ち方などはもってのほか。
手を付けられません。

そう言えば、テイクアウトのコーヒーには小さな飲み口のついた蓋があります。
あの蓋があるとかえって怖くて飲み難いので私はいつもとってしまいます。
でも、多くの人たちはあの飲み口利用して器用に飲んでいます。
子供たちの持っている水筒も随分変わりました。
イージーオープンでそのまま飲み口を加えています。
どうもあれには抵抗感があり、買う気になれません。
飲み物は完全にパーソナル化しているのですね。
みんなに配ったりという発想は全くない。
その上での商品開発だと言えるでしょう。

ゼリー飲料で育った若者たち向けにはゼリーで。
無精で、あごの弱った若者には柔らかガム。
こうした企業努力、製品開発の着眼点は是非、見習うべきと思います。
今は未だ、味に比べて食感(テクスチャー)の研究家は決して多くはありませんが、
商品開発を考える上では将来重要な仕事になるかも知れません。

若者たちは矯正されたきれいな歯並びでゼリー状食品を飲む。
歯が弱っても豆菓子やせんべいを食べたい私。
(そう言えばセブンイレブンで買った揚げそらまめは皮まで柔らかでした。)
時代はどんどん私から離れていくのでしょうか。
by cf-seria | 2009-08-12 09:40 | スポーツ栄養アドバイザー